PLENUS RICE TO BE HERE-logo

PLENUS RICE TO BE HERE

J-WAVE

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。) http://abocavo.a.la9.jpwww.plenus.co.jphttps://kome-academy.com/www.eau.co.jp

Location:

United States

Networks:

J-WAVE

Description:

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。) http://abocavo.a.la9.jpwww.plenus.co.jphttps://kome-academy.com/www.eau.co.jp

Language:

Japanese


Episodes
Ask host to enable sharing for playback control

EP. 470『@岩内 、其ノ三 - シャコパンチ!』

8/6/2025
岩内の名産といえば「シャコ」。お寿司屋さんでは「ガレージ」とも呼ばれています。前脚にハンマーのような武器を持っていて、その力は水槽を打ち破るほど。旬を迎える6月に岩内で食べられる「シャコ」は、その「太さ」「厚さ」が段違い、味のパンチもとっても強い! でも、「握りのシャコ」頭とお尻、どっちから食べればいいの?

Duration:00:08:54

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 469『@岩内 、其ノ二 - メートルアゲル、ホップ・ステップ・ビール!』

8/5/2025
岩内町は、野生のホップが発見された場所。見つけたのは、アイルランド・ダブリン生まれのトーマス・アンセチル。彼は、明治政府の黒田清隆が呼んだお雇い外国人のホーレス・ケプロンの補佐としてやって来ました。そして「野生のホップを見つけて、将来輸出品になりうる」と黒田に進言しましたが認められず、上司のケプロンとも上手く行かず、ほろ苦い人生を送ることに、、、ホップ・ステップ・ビール!とは行きませんでした。

Duration:00:08:54

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 468『@岩内 、其ノ一 - いわないわけにはいきません。自分の命を大切に』

8/4/2025
文豪・夏目漱石は、25歳から亡くなる2年前の47歳まで、北海道の岩内町に本籍を置いていました。一度も住んだことはありません。当時の日本は、日露戦争の真っ只中、徴兵制が敷かれていました。その徴兵を逃れるための方法のひとつが、屯田兵として、開拓のため北海道に本籍を置くことでした。熊本で高校教諭をしていた漱石は、もしかしたら、そのことを知っていて、本籍を北海道の岩内町に!?

Duration:00:08:53

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 467『@ニセコ 、其ノ四 - 空にはゴンドラ地下にはゴボウ』

7/31/2025
1980年代の半ば、開発王と呼ばれた堤義明さんがニセコの原野に描いたのが「日本のアスペン」というビジョンでした。リゾート開発が進められる一方で変わらなかったもの、それは文学者・有島武郎が遺した畑でした。中でもゴボウは、どんどん土の中に伸びて、その美味しさは今も変わらず・・・。

Duration:00:09:25

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 466『@ニセコ 、其ノ三 - 沈黙の大地に語るひと粒』

7/30/2025
ニセコには、文学者の有島武郎にちなんだ「有島米」というお米があります。有島が自らの思想を大地に、そして人間の営みに託して育てた「食べる理想」です。大正時代、「人は誰の所有物になってはならない」と信じて、ニセコに所有していた広大な農場を無償で開放し、労働の尊厳を「米」という形に託したのです。

Duration:00:09:21

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 465『@ニセコ 、其ノ二 - ソロモンの栄華とユリの根と』

7/29/2025
「アスパラ」と並ぶニセコの名物といえば「ユリ根」。道の駅には「ユリ根丼」というメニューがありました。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」美しさを形容する言葉ですが、マタイの福音書にも「ソロモンの栄華もユリに如かず」と記されています。人がどんなに栄華を極めても、神が作った自然には決して叶わないという意味が込められています。

Duration:00:09:22

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 464『@ニセコ 、其ノ一 - アスパラは羊蹄山が作る緑の感嘆符』

7/28/2025
蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山を臨むニセコの大地には、初夏の今、天に向かってアスパラガスがニョキニョキと生えています。種から育てると芽が出るまで土の中で3年、ずっと根を張り続けているそうです。そんなアスパラにオスとメスがあるって知っていますか?オスが生えている畑にメスが芽を出すとたちまち畑は・・・。

Duration:00:09:25

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 463『@銀座 、其ノ三 - あんぱんテッシュー』

7/24/2025
銀座のお土産といえば、なんといっても木村屋のあんぱん。銀座の木村屋総本店に行きますと立派な看板がありますが、あの字を書いたのは幕末の剣の達人であり、江戸城を無血開城させた立役者である山岡鉄舟なのです。木村屋のあんぱんは明治天皇にも気に入られて、宮中御用達となりますが、その仲介をしたのも実はこのあんぱんが大好きだった山岡鉄舟だったといわれています。

Duration:00:08:54

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 462『@銀座 、其ノ二 - ホコテンプラテン』

7/23/2025
銀座で美味しいものといえば、お寿司と並んで天ぷらではないでしょうか。天ぷらはポルトガル人がもたらした料理が日本風に変化したものと考えられています。「テンプラ」という名の元となったポルトガル語に関しても諸説あります。僕が個人的にこれが正しいのではないかと思うのは、ポルトガル語で「四旬節」という意味の「テンポラス」という単語なのです・・・

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 461『@銀座 、其ノ一 - ザギンでシースー』

7/22/2025
寿司の「ネタ」と言いますが、元々は「タネ」だったのが、80年代に流行った業界用語のように逆さになって「ネタ」と言われるようになったんだそうです。銀座には日本で一番美味しいといわれる有名なお寿司屋さんがたくさんあります。その理由は幾つかありますが、銀座という場所の地理的な理由も大きいと思われます・・・。 ※今週は、放送内容を変更してお届けします。

Duration:00:08:55

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 460『@白川郷・五箇山 、其ノ四 - 枕につかう堅豆腐』

7/17/2025
富山県や石川県の辺りでは「堅豆腐」と呼ばれる「枕に使える」とか「つまづいたら生爪が剥がれる」とまで喩えられるほど極めてしっかりした豆腐が作られています。地元の方はオススメの食べ方として、この地方にある甘めのお醤油とワサビで頂くというのの他に「ゴーヤチャンプルー」も挙げていました。一見不思議に思えますが、この堅豆腐のルーツを紐解いていくと、意外に納得出来たりするのです・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 459『@白川郷・五箇山 、其ノ三 - 五箇山で火薬作り』

7/16/2025
五箇山という場所は白川郷からさほど遠くない場所にありますが、こちらは富山県。対する白川郷は岐阜県です。しかし江戸時代、この五箇山という場所は不思議な事に加賀藩の飛び地でした。実は加賀藩は江戸時代の間、この五箇山で火縄銃や大砲に使用する火薬の原材料を作っていたのです。しかし何故、前田家はこんな山奥の飛び地でそんな事をしていたのでしょう?

Duration:00:08:55

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 458『@白川郷・五箇山 、其ノ二 - ひるがの高原分水嶺』

7/15/2025
「分水嶺」という言葉はあの村上春樹が好んで使う、いわゆる「春樹語録」の一つです。本来は山に降った雨水が集まって異なる方向に流れていき、それぞれの水脈を形成していく分岐点を指します。分水嶺は通常、山奥にあって見ることはなかなか出来ないのですが、白川郷からさほど遠くない場所に、片方は伊勢湾に流れて太平洋へ、そして、もう片方は富山湾に流れて日本海へ、という分水嶺が存在するのです!

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 457『@白川郷・五箇山 、其ノ一 - 白川郷どぶろくの郷』

7/14/2025
白川郷は1995年にユネスコ世界遺産に登録されてから世界的な観光地となり、インバウンドの観光客が数多く訪れるようになりました。そんな白川郷の名物の一つが「どぶろく」。白く濁ったお酒なのですが、どぶろくがこの地域の名物となっていった背景には昔から比較的近代まで行われていたお米のある調理法があったのです・・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 456『@明治村 、其ノ四 - 学は和漢洋を兼ねよ』

7/10/2025
明治村にはアメリカ人建築家のライトによる帝国ホテル中央玄関や、東京本郷にあった森鴎外と夏目漱石という二大文豪が住んでいた家など、貴重な建築物が沢山保存されています。明治は日本人の生活のみならず食生活も大幅に変わった時代でした。この頃から日本で食べられ始めたお食事の一つに牛鍋、或いはすき焼きがありますが、皆様、これは洋食だと思いますか、それとも和食だと思いますか?

Duration:00:08:55

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 455『@明治村 、其ノ三 - 川向う新大橋』

7/9/2025
現在85歳の僕のメンター的な方がいらっしゃいます。この先生は東京の山手で育ちましたが、学友であった故古今亭志ん朝さんに誘われて下町である向島のご自宅に伺った事があったそうです。この時初めて隅田川の「川向こう」に行ったんだそうですが、そこでご馳走になったのが、これまた初めて食べたという下町の名物である「どじょう」。関東大震災でも崩れずに隅田川の人の行き来を支えた「新大橋」も現在、明治村に移築されています。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 454『@明治村 、其ノ二 - 東京ー名古屋 蒸気機関車にのりました』

7/8/2025
明治七年、1874年に新橋ー横浜間に日本で一番最初の鉄道が敷かれました。当時の蒸気機関車はイギリス製、シャープ・スチュアートという会社のものでした。この汽車はその後、名古屋鉄道に売られ、そして現在は明治村で走っているのです。この汽車に乗った際、蒸気機関や汽笛の音も録音してきましたので、その臨場感溢れるサウンドと共にお楽しみ下さい!

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 453『@明治村 、其ノ一 - お台場に灯台灯る』

7/7/2025
日本で一番最初に灯台が建造されたのは東京のお台場。明治三年、1870年のことでした。お台場というのは元々ペリー来航に伴い、江戸を守るための砲台を設置する場所として徳川幕府によって造られたものでした。灯台は明治村に移築されましたが、お台場には今当時を偲ばせるものがまだ幾つか残っています・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 452『@犬山 、其ノ四 - シラカベーゼか茂免(犬山番外編)』

7/3/2025
東京から犬山に行くには大抵、名古屋を経由します。名古屋市内には江戸時代の武家屋敷の地割、そして面影が残っている白壁、主税町、そして橦木町という高級住宅街がありますが、そこにあるお屋敷の一つが現在「か茂免」という名前の料亭になっているのです。名庭師、七代目小川治兵衛が手がけたお庭を眺めながら、CHEF1グランプリ日本料理部門でナンバーワンに輝いた猪口真弥料理長が手がけるお料理を頂くのは至福のひとときでした・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 451『@犬山 、其ノ三 - 最高の馳走 国宝如庵』

7/2/2025
犬山には1618年に、織田信長の弟である織田有楽斎が作らせた「如庵」という茶室があります。現在は国宝に指定されているこの如庵は元々京都にありましたが、明治に東京に移築されて、その後大磯を経て最終的に犬山に移築され、現在に至っています。実は織田有楽斎をはじめ千利休など、茶道とキリスト教というのは意外に関係が深いという事はご存知でしたか?

Duration:00:08:57