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J-WAVE

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。)

Location:

United States

Networks:

J-WAVE

Description:

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。)

Language:

Japanese


Episodes
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EP. 384『@茅場町周辺、其ノ四 - 江戸の味です、パリのれん』

2/27/2025
海苔の老舗、山本山。日本橋の本店に行きますと、板に「山本山」と彫られた看板がありますが、実はこの看板はあの芸術家、岡本太郎さんのお爺さんによるもの。看板というものは世界中にありますが、日本独特なのが「暖簾」。老舗では夏から秋に変わる際、暖簾も季節に合わせて変えたりするのです。茅場町の天ぷら屋「みかわ」さんもそんなお店でした。「天ぷらの神」とも称されるみかわさんの天ぷらに対するこだわりは驚きの一言です! ※本来水曜日に放送予定でしたが、月曜日番組が休止だったためポッドキャストのみで聞けるエピソードです!

Duration:00:08:54

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EP. 383『@茅場町周辺、其ノ三 - 日本地図、ここで作らる!』

2/27/2025
日本橋茅場町二丁目十二番地に行くと、「地図御用所跡」と書かれた案内板が建てられています。ここは初めて日本地図を作成した、あの伊能忠敬の住居、そして終焉の地。伊能忠敬は17年かけて日本全国を回って測量を行い、非常に正確な日本地図を作成するに至るわけですが、それだけ全国津々浦々回っていたら、さぞかし日本中の美味しいものを色々食しているのだろうと思いきや!意外と毎回、同じ物ばかり食べていたみたいです・・・。

Duration:00:08:56

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EP. 382『@茅場町周辺、其ノ二 - 火消し百組・縁起石』

2/26/2025
冬の東京は空気がとっても乾燥しています。それが原因でかつて江戸では火事が多発し「火事と喧嘩は江戸の花」なんて言葉まで生まれたほど。火事が起こると火消し達は纏と共に火消し櫓に登って火事を知らせる鐘を鳴らしましたが、その姿は江戸っ子達の憧れでもありました。茅場町と兜町は「百組」という名前の町火消しがいたそうです。

Duration:00:08:55

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EP. 381『@茅場町周辺、其ノ一 - やよい軒はここから始まった!』

2/25/2025
プレナスの本社は現在GINZA SIXにありますが、以前は日本橋茅場町にありました。プレナスの創業者である塩井民次郎氏がその前身である西洋料理店「彌生軒」を明治19年(1886年)に開店したのが、実は茅場町の兜町交差点だったのです。現在、その場所には「やよい軒」そして「お弁当ギャラリー」がございます。更にこの建物の屋上ではお米が育てられているのです。

Duration:00:08:55

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EP. 380『@秩父周辺、其ノ四 - チチブから川口へ ねんどもいものもうなぎの味も』

2/20/2025
秩父とは荒川で繋がっている埼玉県川口市。川口と言えば吉永小百合さん主演の映画「キューポラのある街」の舞台であり、当時はキューポラに代表される鋳物の街でもありました。そんな川口には熱と金属と戦って汗水垂らして働いていた労働者の方々が舌鼓を打ったであろう創業80年の老舗『十和田』さんという鰻のお店があります・・・。

Duration:00:08:56

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EP. 379『@秩父周辺、其ノ三 - お帽子かぶって山登り』

2/19/2025
秩父駅に行くとすぐに目につくのが石灰の真っ白な岩肌が見える武甲山という山。ここは石灰が大量に取れるという事で、古代から漆喰の材料として使われておりました。更に明治以降はセメントの材料として石灰が更に大量に掘削され続け、明治時代には1,336メートルあった武甲山の標高は現在は1,295メートルまで縮んでしまっているのです・・・。

Duration:00:08:55

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EP. 378『@秩父周辺、其ノ二 - チチブは我々のチチの一部』

2/18/2025
秩父には埼玉県入間市から秩父を通って長野県茅野市まで繋がっている国道299号線が走っています。実はこの国道、別の呼び名で「酷い道」と書いて『酷道(こくどう)』とも呼ばれています。その理由として日本の国道としては2番目に高いところを走っているという点もありますが、それ以上にその昔、この地に住んでいた人達の厳しい食生活を反映したものでもあるのです・・・。

Duration:00:08:55

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EP. 377『@秩父周辺、其ノ一 - マイタケ・INTERNATIONAL』

2/17/2025
毎年12月になると日本三大曳山祭の一つである秩父夜祭が行われます。そんな冬の秩父で美味しいものといえば舞茸。実はこの舞茸、昨年ニューヨーク・タイムズ紙のフード欄で大々的に取り上げられて、今や世界中が注目する食材。ニューヨーク・イースト・ビレッジにある人気ヴィーガン・レストランの『Maitake au Poivre』という一品のレシピが公開されていたのでそれを作ってみると・・・とっても美味しかったです!

Duration:00:08:56

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EP. 376『@西海市、其ノ四 - 西海の護り 歴代GC1グランプリ・カレー』

2/13/2025
西海市にほど近い佐世保には海上自衛隊・佐世保地方隊の護衛艦が配備されていますが、毎年これら護衛艦同士で『GC1グランプリ』という海上自衛隊伝統のカレーの味を競い合うイベントが行われています。2013年にグランプリに輝いたのは護衛艦さわぎりの『イカ墨+ 牛すじカレー』!このように歴代のグランプリに輝いた護衛艦のカレーのいくつかは今、レトルトカレーとして売られています! ※火曜日が番組休止だったためポッドキャストのみで聞けるエピソードです!

Duration:00:08:56

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EP. 375『@西海市、其ノ三 - 音浴ドーナツ・ドーナツ盤』

2/13/2025
大正3年に上野で行われた『東京大正博覧会』でドーナツが実演販売された時が日本人が初めてドーナツを食べた時だと云われています。ドーナツには大きく3種類あると云われております。ベーキングパウダーを使うものとイーストを使うもの、そして水分の多い生地を回しながら油に入れて作るもの。後者は所謂「クルーラー」ですね。そしてドーナツ繋がりでいえば、山の中にある廃校を利用して膨大な数のドーナツ盤やビンテージ・ステレオなどを集めた『音浴博物館』という素敵なところがあるのです!

Duration:00:08:55

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EP. 374『@西海市、其ノ二 - 大島トマト・ルビーのしずく大島造船』

2/12/2025
西海市の大島町というところはその名の通り島ですが、1999年に大島大橋が開通して車でも行けるようになりました。この大島というところはかつて炭鉱で栄えていましたが、戦後の石炭から石油へのエネルギー転換政策に伴い1970年に閉山してしまいました。その後は造船が行われるようになり、現在は「ルビーのしずく」と名付けられた糖度の高いブランド・トマトが育てられています。

Duration:00:08:55

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EP. 373『@西海市、其ノ一 - みかんの皮コゲー』

2/10/2025
沖縄や離島を除いて日本で最も西にある街。言い換えれば東京から陸路でたどり着ける最西端の街が長崎県の西海市。このあたりではみかんが沢山育てられていますが、西海市大島町にあるオリーブ・ベイ・ホテルのお食事で前菜に生ダコの刺身が出てきた際、なんと西海みかんの焼き物が添えてありました。不思議な組み合わせと思われるかもしれませんが、この味のハーモニーがなんとも絶妙・・・。

Duration:00:08:56

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EP. 372『@宇都宮、其ノ四 - シャボン玉とばそ!とちあいか♡』

2/6/2025
北原白秋、西条八十と並んで童謡界の三大詩人と称される野口雨情。「赤い靴」「シャボン玉」「証城寺の狸囃子」「七つの子」など、日本人なら誰でも知っている多くの童謡の歌詞を手がけていた人です。この野口雨情は晩年、現在の宇都宮市鶴田町に疎開し、ここで生涯を終えています。野口雨情の旧居は有形文化財として保存されており、一般公開もされています。

Duration:00:08:55

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EP. 371『@宇都宮、其ノ三 - みーたん、ヘンプー』

2/5/2025
栃木県は麻の大生産地です。かつては大量に育てられていましたが、1970年代頃より化学繊維の台頭によって麻の生産量は大幅に減ってしまいました。しかし日本で麻は奈良時代より昔から神聖な繊維とされ「捨てるところがないもの」として珍重されてきました。今でも神社をはじめ多くの場所で麻は使われています。

Duration:00:08:54

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EP. 370『@宇都宮、其ノ二 - 雲をつかんでふわっとお口へ!』

2/4/2025
宇都宮と言えば餃子が有名ですが、宇都宮で餃子がこれほど作られ、食べられるようになったのは、実は日中戦争及び第二次世界大戦と関わりがあるのです。また、餃子のあの独特の形はかつての清王朝の時代にまで遡るのですが、その形のおかげでとっても縁起の良い食べ物とされていました。さて、それは何故だと思いますか?

Duration:00:08:56

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EP. 369『@宇都宮、其ノ一 - ナスの味で先を見る!』

2/3/2025
昔の小学校には薪を背中に背負って本を読む二宮金次郎の銅像がよくありましたね。このイメージは人気作家、幸田露伴が書いた『二宮尊徳伝』に描かれたものだとも言われます。宇都宮市に隣接する真岡市では茄子がたくさん栽培されていますが、この近くに一時期住んでいた二宮尊徳はなんとこの茄子の味だけで飢饉を予測し、村人たちを飢えから救ったと言われています・・・。

Duration:00:08:55

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EP. 368『@日光、其ノ四 - トーマス・ブレーク・スルー・グラバー西六番園地』

1/30/2025
トーマス・グラバーは晩年、東京に居を移してから毎年夏は奥日光で過ごしており、トラウト・フィッシングの聖地と呼ばれる中禅寺湖にハーレットマスを放った人物とも言われています。グラバーの別荘があったのは『西六番園地』という場所で、今も訪れる事が出来ます。しかしその現状は長崎の観光名所であるグラバー邸とはかなり異なっています・・・。

Duration:00:08:55

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EP. 367『@日光、其ノ三 - 日光で神の海老』

1/29/2025
明治6年の開業以来、創業152年を数える現存する日本最古のクラシック・リゾート・ホテル『日光金谷ホテル』。その建物は登録有形文化財、そして近代化産業遺産ともなっております。金谷ホテルのメイン・ダイニングで頂いた『神の海老のキャビアのせ』は正に絶品!そしてデザートには明治・昭和・平成のプリンのセット!それぞれの時代の味を食べ比べる事が出来るのです。貴方のお口にはどの時代のプリンが合うでしょう?

Duration:00:08:55

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EP. 366『@日光、其ノ二 - ユーバーイーツ!』

1/28/2025
徳川家康は亡くなった後、後水尾天皇より『東照大権現』という勅使号が贈られ、日光東照宮に祀られています。その為、東照宮に参拝する事を『日光社参』と言いますが、最近では日光を訪れる事自体を日光社参と呼ぶ方も増えています。そんな日光で有名なものと言えば『ゆば』。京都などでは『湯葉』と書くのに対し、日光では『湯波』と書きます。日光の湯波はその製法を含め、京都などのものとは多くの違いがあるのです・・・。

Duration:00:08:56

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EP. 365『@日光、其ノ一 - 日光サイコウいいところ!』

1/27/2025
近年、フォーブスなどの雑誌で日本観光の特集が組まれたりするなど、観光地として日本は今世界でとても注目されています。更に円安も追い風となってインバウンドの観光客の数は激増。そんな中、2024年に日光を訪れた観光客の数は前年度と比べて倍以上となりました。日光は金谷ホテルやリッツ・カールトンといったハイエンドの宿泊施設も充実しております。

Duration:00:08:54