PLENUS RICE TO BE HERE-logo

PLENUS RICE TO BE HERE

J-WAVE

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。) http://abocavo.a.la9.jpwww.plenus.co.jphttps://kome-academy.com/www.eau.co.jp

Location:

United States

Networks:

J-WAVE

Description:

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。) http://abocavo.a.la9.jpwww.plenus.co.jphttps://kome-academy.com/www.eau.co.jp

Language:

Japanese


Episodes
Ask host to enable sharing for playback control

EP. 460『@白川郷・五箇山 、其ノ四 - 枕につかう堅豆腐』

7/17/2025
富山県や石川県の辺りでは「堅豆腐」と呼ばれる「枕に使える」とか「つまづいたら生爪が剥がれる」とまで喩えられるほど極めてしっかりした豆腐が作られています。地元の方はオススメの食べ方として、この地方にある甘めのお醤油とワサビで頂くというのの他に「ゴーヤチャンプルー」も挙げていました。一見不思議に思えますが、この堅豆腐のルーツを紐解いていくと、意外に納得出来たりするのです・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 459『@白川郷・五箇山 、其ノ三 - 五箇山で火薬作り』

7/16/2025
五箇山という場所は白川郷からさほど遠くない場所にありますが、こちらは富山県。対する白川郷は岐阜県です。しかし江戸時代、この五箇山という場所は不思議な事に加賀藩の飛び地でした。実は加賀藩は江戸時代の間、この五箇山で火縄銃や大砲に使用する火薬の原材料を作っていたのです。しかし何故、前田家はこんな山奥の飛び地でそんな事をしていたのでしょう?

Duration:00:08:55

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 458『@白川郷・五箇山 、其ノ二 - ひるがの高原分水嶺』

7/15/2025
「分水嶺」という言葉はあの村上春樹が好んで使う、いわゆる「春樹語録」の一つです。本来は山に降った雨水が集まって異なる方向に流れていき、それぞれの水脈を形成していく分岐点を指します。分水嶺は通常、山奥にあって見ることはなかなか出来ないのですが、白川郷からさほど遠くない場所に、片方は伊勢湾に流れて太平洋へ、そして、もう片方は富山湾に流れて日本海へ、という分水嶺が存在するのです!

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 457『@白川郷・五箇山 、其ノ一 - 白川郷どぶろくの郷』

7/14/2025
白川郷は1995年にユネスコ世界遺産に登録されてから世界的な観光地となり、インバウンドの観光客が数多く訪れるようになりました。そんな白川郷の名物の一つが「どぶろく」。白く濁ったお酒なのですが、どぶろくがこの地域の名物となっていった背景には昔から比較的近代まで行われていたお米のある調理法があったのです・・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 456『@明治村 、其ノ四 - 学は和漢洋を兼ねよ』

7/10/2025
明治村にはアメリカ人建築家のライトによる帝国ホテル中央玄関や、東京本郷にあった森鴎外と夏目漱石という二大文豪が住んでいた家など、貴重な建築物が沢山保存されています。明治は日本人の生活のみならず食生活も大幅に変わった時代でした。この頃から日本で食べられ始めたお食事の一つに牛鍋、或いはすき焼きがありますが、皆様、これは洋食だと思いますか、それとも和食だと思いますか?

Duration:00:08:55

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 455『@明治村 、其ノ三 - 川向う新大橋』

7/9/2025
現在85歳の僕のメンター的な方がいらっしゃいます。この先生は東京の山手で育ちましたが、学友であった故古今亭志ん朝さんに誘われて下町である向島のご自宅に伺った事があったそうです。この時初めて隅田川の「川向こう」に行ったんだそうですが、そこでご馳走になったのが、これまた初めて食べたという下町の名物である「どじょう」。関東大震災でも崩れずに隅田川の人の行き来を支えた「新大橋」も現在、明治村に移築されています。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 454『@明治村 、其ノ二 - 東京ー名古屋 蒸気機関車にのりました』

7/8/2025
明治七年、1874年に新橋ー横浜間に日本で一番最初の鉄道が敷かれました。当時の蒸気機関車はイギリス製、シャープ・スチュアートという会社のものでした。この汽車はその後、名古屋鉄道に売られ、そして現在は明治村で走っているのです。この汽車に乗った際、蒸気機関や汽笛の音も録音してきましたので、その臨場感溢れるサウンドと共にお楽しみ下さい!

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 453『@明治村 、其ノ一 - お台場に灯台灯る』

7/7/2025
日本で一番最初に灯台が建造されたのは東京のお台場。明治三年、1870年のことでした。お台場というのは元々ペリー来航に伴い、江戸を守るための砲台を設置する場所として徳川幕府によって造られたものでした。灯台は明治村に移築されましたが、お台場には今当時を偲ばせるものがまだ幾つか残っています・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 452『@犬山 、其ノ四 - シラカベーゼか茂免(犬山番外編)』

7/3/2025
東京から犬山に行くには大抵、名古屋を経由します。名古屋市内には江戸時代の武家屋敷の地割、そして面影が残っている白壁、主税町、そして橦木町という高級住宅街がありますが、そこにあるお屋敷の一つが現在「か茂免」という名前の料亭になっているのです。名庭師、七代目小川治兵衛が手がけたお庭を眺めながら、CHEF1グランプリ日本料理部門でナンバーワンに輝いた猪口真弥料理長が手がけるお料理を頂くのは至福のひとときでした・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 451『@犬山 、其ノ三 - 最高の馳走 国宝如庵』

7/2/2025
犬山には1618年に、織田信長の弟である織田有楽斎が作らせた「如庵」という茶室があります。現在は国宝に指定されているこの如庵は元々京都にありましたが、明治に東京に移築されて、その後大磯を経て最終的に犬山に移築され、現在に至っています。実は織田有楽斎をはじめ千利休など、茶道とキリスト教というのは意外に関係が深いという事はご存知でしたか?

Duration:00:08:57

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 450『@犬山 、其ノ二 - 唐犬頭巾をかぶった藩主』

7/1/2025
1584年に豊臣秀吉陣営と織田信雄・徳川家康陣営の間で長久手の戦いというのが起こります。その際に家康の臣下で唐犬の耳の形をした変わった頭巾を被って手柄を立てた成瀬正成という武将がいました。この成瀬正成は唐犬頭巾を被っていた事から、犬にちなんて犬山城が与えられ、犬山藩の初代藩主となっていくのです。そしてなんとこの犬山城は2000年代まで全国でも珍しい犬山家の個人所有だったのです!

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 449『@犬山 、其ノ一 - くしもの いぬやま』

6/30/2025
焼き鳥や串カツ、イカ焼き、おでんなどのいわゆる「串物」、皆さんはお好きですか?お城マニアならご存知の名城「犬山城」がある犬山は現在「串物の町」としてステーキから名古屋コーチン、だし巻き卵などさまざまな串グルメが楽しめるようになってます。城下町を串物を片手に食べ歩きながら散策するなんて素敵ですよね〜!

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 448『@大津 、其ノ四 - 琵琶湖縦断の夢』

6/26/2025
かつて琵琶湖には丸子船と呼ばれる船が縦断して物資を運んでいました。しかしペリーが乗ってきた蒸気船を見て、これを使えば運搬量が大幅に増え、運送時間も短縮出来ると考えた大聖寺藩出身の藩士・石川嶂は明治2年に琵琶湖で最初の蒸気船「一番丸」を就航させます。そんな水運も鉄道網の発達にともなって衰退していってしまいますが、近年、水運は環境負荷の少ない「グリーン物流」として再び注目されつつあります。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 447『@大津 、其ノ三 - また逢おうぜの関』

6/25/2025
京都と大津の間、ちょうど滋賀県と京都の県境にあたる場所に「逢坂関」というところがあります。百人一首の中で蝉丸がここ逢坂関について謳った短歌がありますが、そこでは逢坂関が京の都から出て行く人も帰ってくる人も皆ここで出逢い、別れていく、いわば人々の喜びと悲しみが繰り返される場所であると謳われています・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 446『@大津 、其ノ二 - 琵琶湖は鏡』

6/24/2025
日本の文化に造詣が深かった随筆家の白洲正子さんは琵琶湖の周辺を何度も訪れています。「琵琶湖を一つの鏡と見做すなら、それは単に風景を映すだけの鏡ではない。人の心の奥にある感情や記憶までも映し出す深さをもっている」白洲さんはこんなふうに琵琶湖について書いています。そしてあの紫式部も源氏物語を書く上で琵琶湖に映し出された月が大きなインスピレーションになったと言い伝えられているのです・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 445『@大津 、其ノ一 - 大津、関税どうなった?』

6/23/2025
前回お話しした坂本も大津も琵琶湖のほとりの港町として発展してきました。平安時代の頃より日本海側でとれた海産物などの物資は船に積まれて琵琶湖を縦断し、京都まで運ばれて献上されていましたが、その際、坂本や大津は交易の要衝として重要な役割を果たしていました。やがて流通が盛んになってくると関所が設けられて、通行料や倉庫の保管料などを徴収するようになっていきます・・・。

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 444『@大津・坂本 、其ノ四 - 今も聞こえるヨイトマケのうた』

6/19/2025
京阪石山坂本線の終点、坂本比叡山口駅。ここにはかつて石を積む事を専門としていた「穴太衆」と呼ばれる職人集団がいました。弥生時代に日本に稲作が伝来した際、水田を作るのに石垣を積んだ事がそのルーツではないかといわれておりますが、その後、この穴太衆は江戸城をはじめ、日本中の多くのお城の基礎の石を積むのに駆り出されていたりしたそうです。

Duration:00:08:55

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 443『@大津・坂本 、其ノ三 - 鶴喜でおそばつるつる』

6/18/2025
大津・坂本には300年以上続く『鶴喜』さんという老舗のお蕎麦屋さんがあります。ここは随筆家の白洲正子さんもかつてよく来られていたそうで、1887年に建てられたお店は国の登録有形文化財にも指定されています。また、鶴喜さんはかつて延暦寺にお食事を運ぶ事が許された唯一の食べ物屋さんだったそうです。言うまでもなくお蕎麦は絶品でした!

Duration:00:08:55

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 442『@大津・坂本 、其ノ二 - 宇佐かまど』

6/17/2025
大津市にある坂本にはお料理を祀っている神様がいらっしゃいます。日吉大社の中には料理人の為の包丁を祀った包丁塚、そしてかまどを祀ったかまど神社というのがあります。また大津の錦織というところには平安時代から続く「清和四条流」という日本料理の流派まであるのです。琵琶湖の魚を使った料理など、ここには美味しいものが沢山あるのも納得ですね!

Duration:00:08:56

Ask host to enable sharing for playback control

EP. 441『@大津・坂本 、其ノ一 - 縁結びますくくり姫』

6/16/2025
大津にある日吉大社には9世紀にくくり姫が降臨したといわれています。このくくり姫は黄泉の国へイザナミに逢いに行ったイザナギが「見てはいけない」と言われていたのに、イザナミの姿を見てしまった際、二人の仲をとりもった神様であると言われています。その為、人とのいざこざや揉め事があった際はここにお参りをすると良いそうです。

Duration:00:08:56